オーダースーツはどれくらいの頻度でクリーニングに出せばよい?
オーダースーツは基本的に自宅で洗濯できないため、クリーニングに出すことになります。では、どれくらいの頻度でクリーニングに出せばよいのでしょうか。汚れたら出すという人もいるかもしれませんが、臭いも気になりますね。こちらでは、オーダースーツのクリーニングや毎日のお手入れについてまとめました。
クリーニングに出すのは1シーズンに1〜2回程度
オーダースーツをクリーニングに出す頻度の目安は、3か月に1回ほどといわれています。3か月に1回と聞いて、少ないのでは?と感じた方もいるかもしれません。しかし、頻繁にクリーニングに出してしまうと生地が傷んでしまいスーツの寿命が縮まってしまいます。ただし、季節によって頻度を変えたほうがよいという説もありますので、必ず3か月に1回と守らなければいけないわけではありません。臨機応変に対応しましょう。
汗ばむ季節のクリーニングはこまめに
春や夏は、汗や皮脂の量が増える季節です。汗や皮脂がついてしまったスーツは、臭いも残りやすく、雑菌も繁殖しやすくなってしまいます。スーツを長持ちさせるという観点から、クリーニングで清潔にしておいたほうがよいです。
そのため、2週間に1回くらいはクリーニングに出しましょう。とくに営業職といった、外に出ることが多い方は、2週間に1回クリーニングに出すことをおすすめします。ただし、持っているスーツが沢山あって毎日同じものを着ていないという場合は、1か月に1回など頻度を減らしても問題ありません。
秋冬はシーズンに1回でも大丈夫
秋や冬になると、汗をかくことも減りますので、1シーズンに1回でも問題ありません。ただし、毎日のお手入れはきちんと行うようにしましょう。スーツは保管状態でも寿命が変わってきます。とくにオーダースーツは、自分に合うように作ってもらっていますので、できるだけ長く着ることができるようにお手入れしてください。
汚した場合はクリーニングに出して
シーズンごとの目安はあるものの、雨や雪で濡れた、食べ物や飲み物をこぼしたというような場合は、すぐにクリーニングに出しましょう。セルフケアでは、布地を傷めてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
スーツはセットで出すのがよい
スーツをクリーニングに出す際は、上下セットで出すようにしましょう。別々に出してしまうと、布地の傷み具合が変わってきてしまいます。
日頃からできるオーダースーツのメンテナンス
オーダースーツは、日頃からメンテナンスを行うことで長く着ることができます。メンテナンスのポイントをまとめておきました。
クリーニングから戻ってきたらすること
クリーニングから戻ってきたスーツは、スーツ用のハンガーにかけかえてから保管しましょう。肩の部分がしっかりしたスーツ用のハンガーにかけることで、型崩れを防ぎます。また、スーツにかかっていた透明のカバーは外すようにしてください。カバーをかけるなら、不織布カバーにしましょう。
ブラシでお手入れ
スーツについている汚れを落とすために、ブラシでお手入れしてください。ブラシは馬毛がおすすめです。臭いが気になる場合は、一晩屋外の軒下にかけておくことで、臭いを取ることができます。スーツ用の消臭スプレーもありますが、目立たない場所で試してシミにならないか確認してから使いましょう。
日頃から気をつけたいオーダースーツのシワ対策
オーダースーツは、毎日着ているとシワがついてしまうこともあります。ついてしまったシワが目立つと、着ていくことができません。シワを取り除くには、ハンガーにかけて専用のスチーマーで蒸気をかけるのがよいでしょう。
スチーマーはほかの衣類にも使えて便利なので、ひとつ購入しておくことをおすすめします。ただし、水に弱い素材のスーツは、スチーマーが使えない可能性もあるため確認してから使いましょう。
ハンガーとカバーで保管
春夏と秋冬で着用するスーツが異なる場合や、予備のスーツがある場合は、着ていないスーツは保管することになります。この場合、ハンガーとカバーを用意しましょう。ジャケット用のハンガーにかけることで、型崩れを防ぐだけでなく、シワもつきにくくなります。木製の専用ハンガーがおすすめです。
クリーニング店でかけてくれるビニールカバーは外して、不織布のカバーをかけましょう。通気性がよいカバーなので、ホコリがつかないようにしてくれたり、カビが発生したりしないように防いでくれます。クローゼットに入れて、防虫剤などもかけておきましょう。不織布カバーは100円ショップでも購入できるので、用意しておいてください。
オーダースーツのクリーニングの頻度についてお伝えしました。目安は1年に3回ほどとされていますが、春夏は回数が増えてしまうこともあります。着用頻度や、持っているスーツの枚数などでも変わってきますので、スーツの状態を確認しながらクリーニングに出しましょう。