富山市でオーダースーツを作るのにおすすめの専門店ランキング!口コミで人気のオーダースーツ専門店を徹底比較して紹介しています。

富山市 オーダースーツランキング!

富山市でおすすめのオーダースーツ専門店を紹介します!

何気に富山市でも、探せば結構な数のオーダースーツ専門店が見つかります。自分だけのオーダースーツを持っていると、一人前の仕事人として、自信が湧いてくるでしょう。また、昇進したり、結婚したり、そんな節目に買ってみたら、さらに特別な想いが、そのスーツに抱けるのではないでしょうか。

とはいえ、自分用の特別なスーツを作るとなると、こんな不安もセットで生じます。

「オーダースーツを作れるのは専門店だけなの? 百貨店は? 」
「何を重視すれば、自分にピッタリなオーダースーツが作れるの? 」
「オーダースーツの完成には、どれだけ待つことになるの? 」

ここでは、これらの疑問が解決できるよう、まとめて解説しています。自分だけのオリジナルスーツをオーダーして、印象UPを目指してくださいね!

富山市 オーダースーツランキング一覧!

VINCITORの画像1
おすすめポイント:オーダー初心者から本格派まで、スタイルや仕様の豊富さは国内トップクラス。三ツ星縫製のFIVEONEの正規取扱店。シャツや靴のオーダーも可能!丁寧で親切な対応をモットーとしている。

「VINCITORE(ヴィンチトーレ)」は、店名(イタリア語で勝利者という意味)の通り、ビジネスでもプライベートでも、「勝利をもたらす服を創る」がコンセプトのオーダースーツ専門店。創業50年を超える実績があり、スーツだけでなく、シャツ、靴、ネクタイ、ジーンズなどもオーダーの対応が可能。

フォーマルスタイリスト一級ゴールドライセンスを持ち、ウェディングなどの相談もでき、スタイル、仕様、生地、価格、提案力など、どれをとっても優れた実力を持っている専門店です。

VINCITOREの強み

他の専門店に比べ、提携ファクトリーが圧倒的に多い。生地の種類も国内外3,000種以上。どんな要望にも応えてくれそうだ!

VINCITOREの基本情報

納品までの目安 30~45日 ※急ぎの場合は要相談
料金 ベーシック・ライン:3万9,600円~(税込)
レギュラー・ライン:5万9,400円~(税込)
ファイブワン・ライン:10万1,200円~(税込)
アフターサポート ・採寸データは10年間保管
・サイズ調整や修理にも対応
・クリーニングなどのメンテナンスご紹介
店舗所在地 ■VINCITORE 富山店
〒930-0067 富山市越前町4-5
■VINCITORE シミズ 射水本店
〒939-0274 富山県射水市小島971


VINCITORE(ヴィンチトーレ)の口コミ評判

ファイブワン編集部FIVEONE
東京・大阪の人気店と同じ品質品揃えで、本格的なテーラーが富山県内にも御座います。 ファイブワン・ファクトリーの仕立ては、中級者・上級者向けとも言われますが、実はオーダースーツが初めての方にもお奨めいたします。理由は、最初に本格的なオーダースーツの着心地の良さを知っていれば、将来きっと役に立ちます。 本物のスーツを知るのと知らないで、社会経験にも少し差が付きます。 是非、一度見に行く価値ありです。

引用元:https://goo.gl/

匿名
マシーンメイドのオーダー店が多い中で、ハンドメイドを多用する本格的なスーツが作れる専門店です。なにより着やすさとシルエットが違います。一緒に行った妻に「痩せた?」と言われました(笑)。価格以上の満足感があります。いろんな要望に応えてくれるので、じっくりスーツ作りを楽しむために予約した方が良いと思います。

引用元:https://www.google.com/

SADAの画像1
おすすめポイント:ワントップサービスのオーダーで柔軟な対応力が魅力のお店

「SADA 富山店」は、自社グループで記事入れから縫製まで、一貫して行う、ワンストップサービスのオーダーメイドスーツ専門店です。極限まで機械化・自動化を実現させ、スーツを作ることで、高いコストパフォーマンスを可能としました。

フルマシンメイド(手縫いの工程を機械縫製で行う)のため、シルエットがやや硬め。ビジネスマン向き。比較的手を出しやすい金額のため、コスパのいいオーダースーツを作りたい方にはピッタリでしょう。

SADAの強み

自社グループでワンストップで提供しているのでコストを抑えたい方におすすめ!

SADA 富山店の基本情報

納品までの目安 4週間前後 ※急ぎの場合は国内工場で2週間程度で仕立てる(特急料金として1万3,000円がかかる)
料金 1万9,800円~(税別)
※4月から総額表示。
アフターサポート ・サイズ割増なし
・1か月以内お直し
・ウエストお直し
・採寸データは5年間保存
・裏地・ボタンを無料で選択できる
店舗所在地 ■SADA 富山店
〒930-0083 富山県富山市総曲輪4-5-11 インサイトビル1F


SADA 富山店の口コミ評判を集めました

匿名
吊るしのスーツと殆ど同じ価格
こちらのお店で初めてオーダースーツを作りましたが、価格の安さ、体へのフィット感、納期の早さ、全てにおいて大満足です。私は学生時代にラグビーをしていた為、吊るしのスーツでは太腿がとても窮屈で、太腿に合わせるとウエストが大きくなりすぎて全体的に不格好になる事に悩んでいました。こちらのスーツはフルオーダーなので体形にピッタリで格好よく、しかも動きやすいので仕事中のストレスも軽減されました。こんな素敵なスーツが吊るしのスーツと殆ど変わらない価格で、しかも1ヶ月もかからず手に入るなんて思ってもみませんでした。次のボーナスでもう1着作りたいと思っています。

引用元:https://minhyo.jp/ordersuit-sada?sort=high#review-pre-area

匿名
お洒落な印象を受けました
転職活動が無事に終わったため、新しいスーツを購入しようと思いました。ホームページを見てお洒落な印象を受けたので、来店することに決めました。店内はショールームを中心にスタイリッシュな作りで、初めの印象通りでした。店員さんの対応も的確で、スーツについての相談ができて良かったです。さらに希望の柄や色を選べたので、出来上がりが楽しみで嬉しい気分になりました。オリジナルのスーツを試着した時は新鮮な感覚に包まれました。スーツの価格も予想より安く、良心的だと思います。

引用元:https://minhyo.jp/ordersuit-sada?sort=high#review-pre-area

第3位 TAILOR GOSO
TAILOR GOSOの画像1
おすすめポイント:“お客様との会話”を大切に。注文紳士服の老舗店。

「TAILOR GOSO」の歴史は古く、富山の老舗百貨店の中に店を構えており、明治36年(1903年)に創業した、老舗のオーダーメイドスーツ専門店です。

さまざまなラインナップの中から、好みのスタイルを選んだら、完成イメージと近いゲージ服を着用して、さらに補整していきます。そうしてこだわられて作られたスーツは、日本国内の縫製工場で、世界に一着だけのスーツとなって着ることができるでしょう。

TAILOR GOSOの強み

老舗ならではの提案内容。安心と安定を求める方におすすめ!

TAILOR GOSOの基本情報

納品までの目安 約1か月
※フルオーダーの場合、注文から2週間後に仮縫い、納品はそれから2週間後
料金 約6万円~(税別)
アフターサポート ・お直し・サイズ調整
・普段使いでの擦れ・やぶれなどのお直し
店舗所在地 ■株式会社ゴソー
富山市総曲輪3-8-6総曲輪フェリオ3F


TAILOR GOSOの口コミ評判を集めました

匿名
アクセスしやすい老舗
街なかに立地していてアクセスしやすく、100年を超える老舗ということで先日初めて1着仕立てました。 自分好みにアレンジでき、着心地も良かったのでまた仕立てようかと思っております。

引用元:https://www.google.com/maps/contrib/108558464896744364109/reviews/

第4位 the Most
the Mostの画像1
おすすめポイント:日本人にあう英国調のオーダーメイドスーツを提供!

「the Most」は、ブリティッシュモデルを採用するオーダーメイドスーツ専門店です。英国調にはこだわっていますが、決して英国かぶれではなく、日本人の男性に似合うジャパン・スタイルへと昇華しているので、自然にジャパニズムな英国紳士へと生まれ変わることができるでしょう。

「洋服の仕立ては共同作業」であるとして、その人のためのオーダーメイドスーツを手がけています。

the Mostの強み

こだわりのブリティッシュ・モデル! 英国紳士スーツを着こなしたい方におすすめ!

the Mostの基本情報

納品までの目安 3~4週間後
料金 6万8,000円~(税別)
アフターサポート ・体型変化によるサイズ調整 ※the Mostで仕立てたものであるかいなかに関わらず受付
店舗所在地 ■the Most
〒930-0063 富山県富山市太田口通り2-5-21 1F


第5位 FOGGY&SUNNY
FOGGY&SUNNYの画像1
おすすめポイント:ビスポーク・スーツのようなメイド・トゥ・メジャー

「FOGGY&SUNNY」は、基本となるスーツを体形にあわせて調整して仕立てる「メイド・トゥ・メジャー」の一着を届けるオーダーメイドスーツ専門店です。

ある程度スーツの型は決まっていますが、軽い着心地を自慢としているため、スーツの完成イメージがしやすく、さらに着心地のよさも保証されたスーツを期待することができるでしょう。

FOGGY&SUNNYの強み

高級スーツに熱いこだわり! 店主のこだわりそのものを楽しみたい方におすすめ!

FOGGY&SUNNYの基本情報

納品までの目安 約2か月(最短1.5か月)
料金 15万円~
アフターサポート ・体型変化によるサイズ調整
店舗所在地 ■FOGGY&SUNNY
〒930-0067 富山県富山市越前町4-7


富山市 オーダースーツアクセス一覧

【富山市】おすすめのオーダースーツ専門店の一覧表まとめ

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会社名VINCITORE(ヴィンチトーレ)TAILOR GOSOSADA 富山店FOGGY&SUNNYthe Most
店舗富山店、射水本店の富山県内2店舗。駐車場あり。街なかにあり、創業100年以上の老舗店。立体駐車場あり。全国チェーン店。中国北京工場と国内宮城工場で仕立てている。富山市内に1店舗。富山市内に1店舗。
特徴①生地4,000種類以上、スタイル、縫製の豊富さは国内トップレベルマシンメードからフルオーダースーツまで国内縫製で仕立てる。ほとんど職人が関わらないマシーンメードで量販している。店主自らの感性で、メードトゥメジャーのスーツを提案。ブリティッシュ(英国)モデルを採用するがジャパンスタイル。
特徴②三ツ星縫製FIVEONEの正規取扱店(縫製技術がスゴイ!)政治経済界をはじめとする顧客が多い。製造から販売までワンストップで提供しているので価格が手頃。理想とするサンプルスーツを元にし、完成形をイメージしやすい。華や艶がある、凛としたアイテムを揃えているのが特徴。
特徴③マオカラーやタキシード、ダンス用燕尾服など提案力が秀逸ダンヒルやゼニアなどイギリス・イタリアを代表する生地を揃えている。料金は19.800円からとリーズナブル。不定期で各種トランクショーを開催している。ロンドン・東京で経験を積み、その人らしさやかっこよさを追求している。
問い合わせ電話・メール・専用フォーム電話・メール・専用フォーム電話・専用フォーム電話・専用フォーム・SNSのDM(Instagram・LINE・Facebook)電話・専用フォーム
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その他:【富山市】オーダースーツ専門店一覧紹介

グラッチェ

富山市内にあるオーダースーツ店「グラッチェ」は、さまざまなシーンに合ったオーダースーツを、お客様の好みに沿うように作り上げます。ニーズを考慮した多彩な商品を扱うグラッチェ。ここでは、そんなグラッチェの特徴をご紹介します。

基本情報
納品までの目安 4週間~6週間
料金 オーダービジネススーツ:4万4,800円~
オーダーフォーマルスーツ:7万円~
アフターサポート 要問い合わせ
店舗所在地 ■富山SALON
富山市婦中町笹倉200-1 1F-c
the measuring ordersalon

オーダースーツの購入を検討している方にとって、スーツ選びより先に悩むのはお店選びでしょう。自分だけの特別な1着を作る場所ですから、こだわりを持つのは当然です。ここでは、そんな方におすすめといえる富山市内のオーダースーツ屋「themeasuringordersalon」の特徴をお伝えします。

基本情報
納品までの目安 約45日
料金 12万1,000円~(税込)
アフターサポート 要問い合わせ
店舗所在地 ■the富山
富山県富山市布瀬町一丁目8-1 高石ビル 3F 北
アーク富山店

日本各地に店舗を構えるオーダースーツ店「アーク」の特徴は、明確な価格設定と生地の選択肢の広さといえるでしょう。「オーダースーツは既製品より値段が張るのでは?」と不安を感じている人や「本当に好みのスーツが完成するのか?」と疑問に思っている人にもアークはおすすめできます。この記事では、富山市内にあるアーク富山店を紹介しましょう。

基本情報
納品までの目安 約3~4週間
料金 2着で4万3,780円~(税込)
カノニコ等:1着6万3,800円~(税込)
ゼニア、ランバン等:1着8万5,800円~(税込)
アフターサポート ・ウエストサイズの無料修正(1年間)
・体型変化によるサイズ調整 (有料)
店舗所在地 ■アーク富山店
富山県富山市泉町1丁目1番2号スワンビル 1F
ファイブワン富山店
基本情報
納品までの目安 約35日
※特急料金で1週間短縮できる場合もある
料金 GOLD LINE:10万1,200円(税込)
PLATINUM LINE:11万9,900円(税込)
BLACK LINE:13万9,700円~
アフターサポート ・お直し
店舗所在地 ■ファイブワン富山店
富山市越前町4-5
ネオスエゴオーダースーツ

ネオスエゴオーダースーツは、日本縫製と海外縫製を行っているオーダースーツ専門店です。上質な生地にこだわり、スーツ生地は常に1,500種類、裏地は数千種類を用意しています。毎年、春と秋には新しい生地を入荷しているので、その時期にオーダーすれば他のお店にはない生地に出会える可能性もあるでしょう。

基本情報
納品までの目安 約4週間
料金 オーダースーツ一着2P:3万2,780円(税込)
オーダースーツ一着3P:4万3,780円(税込)
アフターサポート ・ウエスト・裾直し無料
店舗所在地 ■〒939-8006 富山市山室130-6
オーダーボックス富山呉羽店

オーダーボックス富山呉羽店は、好みに応じたオーダースーツをプロデュースするオーダースーツ専門店です。北九州、福岡、札幌に店舗を展開しており、これまでに多くのオーダースーツを手掛けてきました。生地はリーズナブルでベーシックなものはもちろん、イタリアや英国のブランド生地まで幅広く用意しているので、好みの生地が見つかることでしょう。

基本情報
納品までの目安 最短4週間ほど
料金 要問い合わせ
アフターサポート ・購入後一年間は無料でお直し可能
店舗所在地 ■オーダーボックス富山呉羽店
富山県富山市北二ツ屋80-3(BIG M ONE富山呉羽店内)
SUIT SELECT 富山店

SUIT SELECTは全国に店舗を展開しています。パターンオーダーにはなりますが1着3万800円からとお手頃で、初めてオーダースーツを頼む方にとっては敷居が低く、利用しやすいのではないでしょうか。

基本情報
納品までの目安 最短10日
料金 一着3万800円~(税込)
二着5万2800円~(税込)
アフターサポート ・納品後3か月以内のサイズ調整無料
店舗所在地 ■富山県富山市総曲輪3-6-15-6
■富山県富山市桜町1-1-61 マリエとやま4F
DAVID LAYER

DAVID LAYERでは、『着る人の個性を最大限に引き出す世界で一つだけのスーツ』づくりを目指しているオーダースーツ専門店です。
店舗は滋賀県にあるものの、富山市まで出張を行っているためこだわりの一着を仕立てたい方はDAVID LAYERへのオーダーを検討してみてはいかがでしょうか。

基本情報
納品までの目安 約1ヶ月
料金 要問合せ
アフターサポート ・仕立てから1年間裾直しなどを無料で対応
店舗所在地 ■滋賀県守山市焔魔堂町128番地8
※富山市出張対応エリア

ほかにも、アンケート調査を公開しているので、そちらで紹介している内容を基に、お店選びの参考にするといいでしょう。富山市で人気が高くおすすめなオーダースーツ専門店も、当サイトで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

オーダースーツ作るなら?百貨店と専門店の違い


オーダースーツ作るなら?百貨店と専門店の違い
いざオーダースーツを頼んでみようと思ったものの、百貨店や専門店といった選択肢があり、その選択肢の明確な違いがわかりません。ここでは、この2種類のオーダースーツの依頼先の違いについて、わかりやすく解説したいと思います。

そもそもスーツの値段って何で変わるの?

スーツの値段が決まる要因は、「生地」と思われがちですが、実際には「仕立て」が最重要と言われるようになりました。どんなに高級な生地を使用しても、「仕立て」が悪ければ「生地」の良さが生かせないからです。
また、仕立ての良いものは、外からは見えない中の「素材」も良いものを使っています。接着芯という簡単な芯地は長年使うとよれてしまいます。良い毛芯(一口に毛芯と言っても品質の劣るものもあります)を使うことで、スーツ生地も生きるのです。

また、価格が手頃なものは「マシンメイド」で作られることが多く、良いものは「ハンドメイド」を多用します。人間の体は立体的です。ハンドメイドで柔らかなラインで仕立て上げられたスーツは着心地も良く、シルエットが美しくなります。

「生地」は、繊細で細やかな質感の生地であれば、価格は高くなります。糸が細いものが高級生地として扱われています。しかし細い糸だと痛みやすいため、高級スーツだからといって必ずしも耐久性がいいとは言えません。見た目や触り心地も大切ですが、どのような用途で使うのかを考えて選ぶことが大切です。
たとえば生地の場合、主に①中国生地・②国内生地・③イタリア生地・④イギリス生地などがあります。

①中国生地は低価格でリーズナブル、かつ無難でベーシックな柄が多いのが特徴でしょう。強度のあるポリエステルを使用していることが多く耐久性があります。
②国内生地は、無難なものから個性的な柄まで豊富で、耐久性やストレッチ性など機能的に優れた生地が多いと言えます。価格も手頃なものから高価格帯まで幅広いのが特徴です。
③イタリア生地はファッショナブルな生地が多く、価格はやや高い~高いものが多いでしょう。品質のハイクオリティなものが多く、最近では機能性を重視したものもあり、お洒落で使い勝手が良いお薦めの生地と言えるでしょう。但し、スーパー150以上の糸が細いもの織られた生地はシワになりやすいものもあるので注意が必要です。
④イギリス素材の場合は、生産量がわずかで高価格なのは難点ですが、伝統的な色や柄を取り入れているため、クラシックなデザインとなっています。雨が多く多湿なイギリスの環境でも耐えられる耐久性にも事欠きません。ただし、しっかり織られているため生地によっては固く重いものもあるようです。注意すべき点と思われます。

百貨店でオーダーする場合

百貨店のスーツは、紳士・婦人それぞれ、リーズナブルなものから高級なものまで、幅広く取り扱っています。

東京などの大手百貨店とは違い、地方の百貨店ではオーダーで選ぶことができる生地や、ボタンや裏地などの素材は、専門店と比べれば種類が少ないように感じられます。

また、年配の顧客層が多く、従来のスタイルでの仕立て上がりが多いようです。採寸するフィッターも専門店の方が細かな知識に裏付けられているので安心感と満足感が得られると思います。

専門店でオーダーする場合

専門店の販売スタッフは、スーツに関連するノウハウがしっかり身についています。
経験豊富なフィッターが在籍している専門店であれば、プロ視点と客観的な視点の双方から、よりあなたに似合う、そして適切なスーツを提案してもらえるでしょう。

専門店の良さは、まず「カウンセリング」と言われる打ち合わせにあります。いつ、どんな時に、どんなシチュエーションで着るのか?T.P.Oに合わせた提案、そして、どんな職業なのか、役職は?どうありたいのか?そこまで打ち合せして初めて良いスーツはできるのです。
そして、フィッティングと言われる「採寸」。ここでも、専門店ならではの知識が生かされます。採寸だけでなく、体のクセ(なで肩やいかり肩、屈身、反身など)の体形補正を見てくれる専門店ならより安心です。中には、出腹や骨の出方などを調整してくれる専門店もあるようです。

また、生地・裏地・ボタンなどが豊富にあるので、中には個性的なもの、ヴィンテージものなど専門店ならではの提案もあるかもしれません。豊富な知識と経験がある専門店を選びたいものです。価格は専門店により違います。1着2万円ほどで作れる店もあれば、十万円以上の高級スーツの店もあります。両方を選べる店もあるでしょう。但し、価格にはそれだけの理由があります。普段の仕事用の価格が手頃なスーツを選ぶか、ちょっと思い切って満足感の高いスーツを作るか、それはあなた次第です。

「わざわざ自分用にオーダーすべきものなの? 」という方いらっしゃるかもしれませんが、専門店でオーダースーツを購入された方には「オーダースーツを着たら、既成スーツには戻れない」と言われる方も多く見られます。価格が既製スーツと変わらなくなった今だから言える言葉かもしれませんね。


・スーツの値段は生地だけでなく、芯地などの材料や仕立ての質によって変わる
・百貨店より専門店の方がより知識が豊富で提案力があるように思われる
・ただ作るだけでなく、服作りを楽しむなら断然オーダースーツ専門店が良い!

オーダースーツのオーダー方法は3種類ある


オーダースーツのオーダー方法は3種類ある

相場 特徴
フルオーダー 15万~ ・細部までこだわれる
・コスト、時間がかかる
・既製品よりも長持ちする
イージーオーダー 5~20万 ・フルオーダーより安価
・既存の型紙から調整する
・自分の体型に合わせて体型補正ができる
パターンオーダー 2~6万 ・低価格で気軽に注文しやすい
・細かい調整ができない
・サンプル服から調整する

そして、オーダースーツには、大きく分けると3種類があると言われます(各オーダー店によって、分け方が違うようですが、ここでは一般的なものとして説明します。)

パターンオーダー

最もポピュラーで、リーズナブルな注文方法です。
セミオーダー、サイズオーダーと呼ばれることもあります。

パターンオーダーとは

採寸した後「ゲージ服(サイズ見本服)」を着用し、自身の体型に一番近いものを選びます。そこから袖丈、着丈、パンツウェスト、パンツ丈などの各部位を調整します。サイズ補正にいくらかの制限があり、体型補正やクセとりなどの調整は基本的にはありません。CAMという自動裁断機を用いて生地を裁断しており、お客様各自に合わせて型紙作成をしておらず、あらかじめ決まっている型紙を微調整するレベルの対応となります。

型紙が決まっているのでフィッターやカッターの技量に左右されることがない分、経験が少ないフィッターでも採寸がしやすく、量販店に多い手法となっています。

メリットとデメリット

パターンオーダーでは、「型紙」を作りません。ゼロからスーツを仕立てるのでなく、お店で用意されたものを基準に「サイズ調整」だけするというイメージです。デザインの選択肢が限られてしまい、選べるオプションも少ないというデメリットがあります。

メリットは、価格が手頃で、基本的なオーダーを楽しめるということです。

イージーオーダー

パターンオーダーではできなかった、ある程度の体型補正に応じることができるのが、イージーオーダーです。

イージーオーダーとは

体を採寸した後、縫製工場が持つ洋服の元となる「型紙」の中から、自身の体型に近い型のものを選びます。選ばれた型紙をベースに、デザインや体型補正などを加えた「型紙」を作り、スーツを仕立てます。

わずかな体型補正やデザインの変更に応じることができ、また、縫製工場によりますが、人の手で型紙補正に応じているため、自由度があり、デザインや体型補正に幅も広く対応できるようになっています。

メリットとデメリット

イージーオーダーは、パターンオーダーとフルオーダーのメリットをうまく取り入れたものになっています。

ゲージ服というサイズサンプルを試着することにより、完成イメージが想像しやすく、また、ゲージ服にピンを打ちながら体型補正をするので、より体型になじむスーツの仕立上がりが期待できます。

また、店によっては複数のデザインパターンの用意ができるところもあります。そのような店舗では更に多くのスタイルに応じることができます。肩甲骨補正やふくらはぎ補正、出腹補正など、ほぼフルオーダーに近い体型補正ができる店もあります。イージーオーダーでもピンからキリまで幅広くあるので、良いお店であれば、機械だけでは実現できない、着心地の良い体型補正や、個性を生かしたデザインの自分だけのスーツを手に入れることができるでしょう。

デメリットは、フィッターの技量や考え方に仕立上がりが左右されてしまいやすい、という点が挙げられます。
自店のデザインに固執して、個人の要望に応えられない店もあります。デザインが合っているのが確実な場合は良いのですが、そうでなければ、多くのデザインを取り扱う店に依頼する方が無難と思われます。一つの工場ではデザインが限られるため、取引工場数が多いことが目安になります。

また、デザイン見本服やゲージ服(見本服)が多い店も良い店と言えます。サイズを測って、そのまま仕立てるオーダーは、仮縫いが無い場合は避けた方が良いです。中には上衣しかゲージ服を持たず、パンツのゲージ服を持っていない店もあります。量販店に多いようですが、既製品と変わらない仕立て上がりになってしまいます。

フルオーダー

フルオーダーは、最も本格的なオーダー方法です。ビスポークオーダーとも言われます。

フルオーダーとは

体型を採寸した後、スーツの元となる「型紙」をテーラーが手作業で製図していきます。型紙は、一人一人の体型のクセを型紙に反映させるため、まさに自分だけのスーツを作ることができます。

型紙の完成後、生地に型紙を乗せ裁断します。裁断した生地はしつけ糸でスーツの形に縫い上げていき、この縫い上がった状態を「仮縫い」と呼びます。フルオーダーの一番の特徴は、この「仮縫い」があることです。この仮縫い状態のものを試着し、仕上り前の補正を加えるひと手間があることで確実に希望通りのオーダースーツを仕上げることができるのです。

最近、「フルオーダー」を謳っているオーダー店が多くありますが、「仮縫い」が無いものをフルオーダーと呼んでいいのかは疑問です。
しかしハンドメイドで作られた服を、クリーニングに出す際は注意が必要です。せっかく体の形にあう服が、真っ平らにプレスされてしまうことがあるため、クリーニング店は細かな要求に応えられる店を、慎重に選んだほうがいいでしょう。

メリットとデメリット

フルオーダーの最大のメリットは、やはり型紙の自由度が、飛び抜けて高いことにあります。体型には人それぞれのクセがあるので、そのクセを細かに体型補正したスーツは、ほかのオーダーと比べるとフィット感に優れていることが実感できるでしょう。

デメリットは、価格が高いことです。「仮縫い」というひと手間が入ることで、価格が数万円かかってしまいます。また、個人で営んでいるテーラーではデザインや縫製など、やはり好みが合うかどうかをしっかり調べてから依頼することが大切です職人の技術力に左右されやすく、技量が完成度に大きく影響するのも不安要素となるのは否めません。

最近では、仮縫いの無い「イージーオーダー」型の店でもフルオーダーと変わらない優れたクォリティーの店もあります。どこの縫製工場を使っているかを聞いてみるのも良いと思われます。
それぞれのオーダーに、メリットとデメリットがあります。デザインや着心地を優先するのか、価格を優先するのか、が判断のポイントです。それぞれのお店に相談して、自分に一番合ったオーダースーツ店にお願いすることが良いと思います。良い担当者の方であれば、押し売りされることはなく、いろいろなことを教えてくれ、しっかりあなたに適したスーツを提案してくれると思いますよ。


・一口にオーダーと言っても、全く異なるものと考えた方が良い。
・デザインや着心地を優先するか、価格を優先するか、でオーダー方法は異なる。
・まずは来店して、担当者と話をする。自分にあったオーダー方法を選ぶのがベスト!

スーツの生地、どんなものを選べばいい?


スーツの生地、どんなものを選べばいい?
オーダースーツの楽しみの一つに生地選びがあります。店によっては数千種類もの生地の中から選べるところもあります。しかし、一から選んでいると時間ばかりかかってしまい、生地選びだけで一時間以上かかってしまう場合も…。そんなときに頼りになるのが店のスタッフの存在です。T.P.O.に合っているか、シワになりにくい素材か、など相談してみましょう。

雑誌や画像などでイメージを伝えるとわかりやすいかもしれません。そして、少しでも生地の知識があるとスタッフとのコミュニケーションも円滑と思われます。

そこで、ここではオーダースーツの生地の選び方について、アドバイスさせていただきます。
生地がわかると、どんなスタイル?、芯地などの材料は?、縫製は?…など、生地との相性にも気が使えるようになります。スーツ作りの楽しさが倍増することでしょう。

スーツによく使われる生地の種類

ひとことにオーダースーツの生地と言っても、その製法やツヤ、触り心地、通気性や吸湿性など特徴は異なります。どんな生地でスーツが作られているのか、それぞれ見ていきましょう。

ウール

ウール(羊毛)は、毛のつむぎ方により「梳毛糸(そもうし)」と「紡毛糸(ぼうもうし)」の2種類の糸に分類されています。

■梳毛糸(そもうし)
多くののスーツで使用されているのが梳毛糸です。羊毛と聞くと、誰もがモコモコした毛をイメージするかもしれません。しかし、梳毛糸は、毛羽がなくなめらかで、光沢感があり、ウール100%でもなめらかな感触を持っているのが特徴です。その手触り感は、羊毛や獣毛と聞いても信じられないような、きめ細やかさを実感できるでしょう。

この感触を生み出している要因は、短い羊毛は使わず毛足の長い原毛を引きそろえて、紡績していることが大きく関係しています。紡織機によって糸がつむがれ、繊維の流れに沿って、水平にヨリを入れることで、ツヤやなめらかな質感が生まれます。

■紡毛糸(ぼうもうし)
紡毛糸(ぼうもうし)は、手つむぎによって、毛足の長い原毛を紡績して作られる糸となります。繊維の方向が定まっていないため、太さはまちまちで、糸自体のやわらかさを活かして、ヨリを甘めに仕上げている糸がスタンダードでしょう。
この製法により、一般的に抱かれている羊毛の、ふわふわ・もこもことした質感が生まれ、毛羽立って保湿性のある糸が生まれます。用途としては、ツイードやフランネルといった、ジャケットなどに用いられる機会が多いでしょう。

■織り方は3種類ある
スーツのウール生地には、「平織(ひらおり)」、「綾織(あやおり)」、「朱子織(しゅすおり)」という3種類の織り方があります。

平織は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が一回ずつ浮沈を何度も繰り返す織り方です。とても丈夫で、糸同士の間に隙間を与えることができるため、通気性のよさも特徴的でしょう。そのため、春夏物のスーツやシャツで多く使用されており、やや硬くハリがあり、中にはシャリ感のあるものもあります。耐久性の高い生地に仕上がります。代表的な生地には、トロピカル、ブロード、オーガンジーなどがあります。

綾織は、経糸が緯糸の2本文、浮沈みを繰り返すものになっており、斜めに線が浮かんで見える織り方になっています。織密度の高さから、秋冬物に用いられることが多く、また、耐久性や保湿性があるものもあり、重量は平織に比べ重くなる傾向があります。「ツイル」とも呼ばれ、代表的な生地は、ギャバジン、サージ、サキソニー、カルゼなど。デニム生地やダンガリーなども代表的な生地の一つです。

朱子織は、緯糸が4本飛んで下にもぐり交差する織り方です。なめらかで滑りが良く、光沢(ツヤ)があります。綾織の一種とも言えます。代表的な生地には、サテン、ベネシャン、ドスキンなどが挙げられます。

シルク

蚕の繭(かいこのまゆ)からとれる天然繊維の「シルク」は、軽くてなめらかで、強い光沢(ツヤ)、吸湿性、保湿性、放湿性などにすぐれている素材です。高級スーツやパーティーウェアに用いられることが多く、シルク100%で用いられるよりも、シルクとウールなどの混紡で作られた生地で用いられることが多くあります。化繊に起こりがちな静電気の発生があまりないため、高級なパジャマなどで使用されることもあります。

ただし、摩擦や熱に耐性がなく縮みやすいので、しっかり手入れをする必要があります。

カシミヤ

カシミアヤギから取れたうぶ毛で、名前はインドの北部高山地帯のカシミール地方に由来します。自然の厳しい寒さに適合するために生えた毛なので、保温、保湿性に優れ、軽くて柔らかく、しっとりとした肌触りがあり、光沢感や上品な艶やかさがある高級素材です。

ただし、ウールより繊維が細くて、耐久性には優れていません。カシミア100%は高級繊維ですが、ウールと混紡して、伸縮性や弾力性を加えたうえで使用することも多くあります。

ポリエステル

化学繊維の中でも、特にポピュラーな生地です。弾力性や耐久性にすぐれ、丈夫でシワになりにくいという特徴が見られます。スーツを作った時には型崩れの心配があまりありませんが、柔らかさや上質感に欠けるため、制服やユニフォームなどに用いられることが多く、スーツに用いるときには、ウールとの混紡生地にして上質感を加えて使用されることが多いでしょう。

近年ではストレッチやウォッシャブル素材など機能性に優れたものも多く見られるようになりました。

好みの生地を使ってオーダーしよう

オーダースーツは自分の着たい生地を選ぶのが基本的は良いでしょう。しかし、生地を良く知るスタッフがいるお店では、T.P.O.や仕事内容に合わせて生地選びもアドバイスしてくれますので、相談した方が良いと思われます。中には、店頭には出ていない、貴重なヴィンテージ生地などを提案してくれることもあります。

一番良くないのは、生地ブランドだけで選ぶことです。生地ブランドは信用の証ですが、高級生地ブランドであっても正規ルート以外の量販向けの生地もあるからです。また、高級生地は、良い芯地などの材料と、ハンドメードを多用した良い縫製があって初めて良いスーツになるものなのです。


・生地選びは時間がかかる。生地が多く、的確なアドバイスができるお店で選ぼう
・糸や織り方によって、見え方や機能性は異なる。季節に合った生地選びも重要!
・高級素材は、良い材料を使った、良い縫製でないとその良さは出ない。ブランドだけで選ばない。

オーダースーツの注文から受け取りまでの流れとは


オーダースーツの受け取りまでの流れとは
いざオーダースーツを注文しようと思ったとき、注文から受け取りまでどんな流れなのか、どのくらいの時間がかかるのかが分かっていたら安心です。

ここでは一般的な流れと注意を説明したいと思います。

まずは来店予約

まずは来店予約です。予約をしないで行ったときに前のお客様がいらっしゃると、長い時間待たされることがあります。生地選びやスタイル決め、採寸などで、しっかりしたオーダー専門店なら最低でも60分、長い場合90~120分かかる場合もあります。予約してから店舗におもむき、また予約の際に必要なことをあらかじめ聞いておくようにしましょう。

店舗に行くときの服装は、セーターやジーンズといった厚手の服だと、採寸の誤差が生じやすいため、薄手のシャツを着るか、持ち込んで準備しておくのが良いでしょう。その方が採寸しやすく、またシルエットもわかりやすいと思います。他にも合わせたいネクタイや靴などがあれば、イメージがつかみやすくなります。また、作りたいスーツのイメージを雑誌や画像など用意しておくのも良いと思います。

ヒアリング(打ち合わせ)

ヒアリング(打ち合わせ)はとても大切なステップです。ヒアリングなしに生地選びや採寸をするオーダースーツ専門店には注が必要です。一見、時間が短縮でき、良さそうな専門店と思うかもしれませんが、オーダースーツは体型に合わせるだけと考えている節があります。

オーダースーツは、サイズを合わせるだけでなく、その人のT.P.O.や職業に適した、よりベターな選択肢を提案してくれるスタッフがいるオーダースーツ専門店を選びたいものです。対応に不満を感じたり、あまりスーツの知識がない、また要望がうまく伝わらないなどと感じたら、仕切り直すのも良いでしょう。
また、予算の希望などは率直に伝えた方が良いと思われます。プロの意見を聞いてどんなスーツを望み、予算内でどれだけ理想に近づけられるのか、親身になって提案してくれるスタッフはこれから先のあなたのオーダーライフにとっても大切な存在になるはずです。

生地選び

オーダースーツの醍醐味のひとつに生地選びがあります。数千種類もの国内外の生地を取り扱うオーダースーツ専門店もありますし、決められた生地の中から選ぶ専門店もあります。

ここで一番大切なことは、生地のことをよく知っているか、そして、その生地に見合った縫製工場を使っているかどうかです。ゼニアやロロピアーナといった一流生地ブランドを揃えていても、縫製が悪くては意味がありません。縫製工場や、その製法についても答えられるか聞いてみましょう。

前もって、自分好みの生地を扱っているかを調べておくのもいいでしょう。英国製やイタリア製の生地が有名ですが、国産の生地でも良い生地はたくさんあります。また、手頃な生地なら中国製やインド製もあります。それらの生地も悪いのではなく、使うシーンや用途によっては適した生地もあるのです。生地に詳しいスタッフによく聞いて、あなたにふさわしい生地を選びましょう。

また、裏地も大切な要素です。隠れたお洒落として、裏地に凝る人も多くなりました。裏地の柄や品質(滑りの良いキュプラなどお薦めです)もしっかり説明してくれるはずです。

採寸・フィッティング

バスト、ウェスト、ヒップなどのサイズを採寸していきます。細かく採寸する専門店なら、胸巾や背巾、アームホールなどの箇所も採寸します。通常は5mm単位ですが、1mm単位で測ってくれるオーダー専門店もあります。

採寸が終わると、サイズ見本服(ゲージ服)を着てイメージを確認し、体型補正します。なで肩、怒り肩、猫背、反身といった、その人の体型のクセを補正していきます。ここで注意が必要なのは、フィッター(採寸する人)のスキルです。体型のクセに合わせてオーダースーツを単純に作ってしまうとカッコいいスーツにはなりません。あえてゆとりを多く取ったり、シルエットを構築していったりする知識と経験がスーツの仕立上がりの出来、不出来を左右します。

フルオーダーの場合、サイズ見本服を使用しないこともあります。途中に「仮縫い」という仮の服を着てサイズ調整する機会があるためです。しかし、フルオーダーはとても高価です。最近では、イージーオーダーでもフルオーダーに近い仕立て上がりが期待できる専門店もあり、店舗で仕立て上がりを見たり、試着してみたりして、あなたに最適なオーダースーツを決めましょう。

仕立て

生地の良さよりも、仕立ての良さを重視した方が満足感は高いと思われます。

オーダースーツを仕立てる際には、表地や裏地のほかにもたくさんの材料が使用されます。代表的なものが、ジャケットの土台となる芯地です。身頃、つまり体の前面や背面を覆う部分に使われます。良いものはバス毛芯と言われますがその中にも優劣があり、また、接着芯など安価なものもあります。その他、ボタンにも本水牛の角や木の実、貝ボタン、プラスティック釦などがあります。

マシンメードは安価なものが多く、ハンドメードを多用するほど高価になります。ハンドメードは生地を立体的に曲げていくアイロンワークや、動きやすくするためのイセコミなどがあり、シルエットや着心地に大きな差が出ます。また、型崩れを未然に防ぎ、長持ちしやすいスーツに仕立てることができます。これが仕立の良さが一番大切と言われるゆえんです。

お渡し

注文時から引き渡しまで、パターンオーダーで約2~3週間、イージーオーダーで約1~1.5カ月、フルオーダーで約2カ月の期間を要するのが一般的です。オーダースーツを着る予定日まで、ある程度の余裕をもって注文するようにしましょう。

仕立て上がりの際には、フィッティングで確認してもらいましょう。問題があれば、そこで修理または微調整してもらう必要があります。そのまま持ち帰ってしまうと、自分から見えない背中など確認できないままになってしまいます。そのためにも引き取りの際にも薄手のシャツを着用していくなどの注意しましょう。

オーダースーツを依頼する流れはお店によって異なりますが、一般的には上記のようになります。仕立て上がるまでの工程を理解しておくことで、仕上がるまでも楽しんで待つことができる余裕にもつながるように思います。

マオカラーとは

オーダースーツの種類のひとつとして、マオカラースーツというものがあり、近年人気が高まっています。一体どのようなスーツなのか、特徴を解説していきます。

マオカラースーツ最大の特徴といえるのが、デザインです。マオカラースーツは一般的なスーツと比べると立ち襟や折り返し襟といった少し変わったデザインが施されていて、ほかとは違う特別なスーツを求めている人のニーズとぴったり合致します。

そういった変わったタイプのスーツとなると、オーダーメイドで作ることはできないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。通常のスーツと同様に、マオカラースーツもオーダーメイドすることができます。

マオカラースーツのオーダーメイドをする場合も、最初は店舗を訪れてのカウンセリングや採寸から始まります。スタッフに対して要望などを細かく伝えたうえで、体型などを採寸してもらいましょう。

その後、生地の選択やデザインの決定、細部のカスタマイズといったことを行います。マオカラースーツのオーダーメイドが可能な店舗にはさまざまな生地サンプルがあるため、じっくりと吟味し、全体的なデザインから細かな部分のカスタムまで、用途や趣味に合ったものを選びましょう。

細かい部分について決まったら、仮縫いや試着をすることになります。この段階であれば微調整や修正などもできるので、もしなにか気になる点が出てきた場合は、遠慮せず伝えるようにするのがおすすめです。

試着を終えると、そこで出た指示や要望をもとにして最終的な仕上げが行われ、それも完了すれば納品となります。流れとしては通常のオーダースーツととくに変わらないのが分かっていただけたでしょうか。


・採寸をしてもらうときは、薄手のシャツなど体のラインやサイズがわかる服を着ていく
・ヒアリングの際は、イメージを伝えるために画像や着用するシャツや靴など持っていくのも良い
・注文してから仕立上がるまで期間があるので余裕を持って注文しよう

【アンケート】着心地?価格?どうやって選ぶ?

オーダースーツを購入するとき、皆さんはどのようなポイントが気になりますか?自分だけのスーツだからこそ絶対に外せないこだわりポイントがそれぞれにあるはず!

気になったので、Web上でこのようなアンケートを行いました。

アンケートの結果、「着心地」と答えた方は56%、「金額」と答えた方は30%、「服の素材」と答えた方は8%、そして「スタッフの対応力」、「仕上がりまでの期間」、「その他」と答えた方はそれぞれ2%でした。アンケートではその回答を選んだ理由についても記入してもらいました。

オーダー品のメリットといえば、自分の体型に合っていることがまず挙げられるのではないでしょうか?実際にアンケートでも「オーダーするなら自分の身体にフィットしたものでなければ困る」、「動きやすいものが良い」などの回答が目立ちました。

特にスーツは1日に何時間も着ることが多いので、着心地(フィット感)が重視されるのは納得ですね。また、オーダースーツを作る場合、これまでは既製品よりも高いのが常識でしたが、最近ではとても手頃な価格のものも多くなりました。しかし、価格の安い、高いにはしっかり理由があります。

そのため、自分の予算に合った、品質の良いものを手に入れたいと考える方が多いようです。

次に多く選ばれた「服の素材」は、「服の素材で質が分かるから」、「素材が良いものは長く使えるから」などの理由から選ばれているようでした。素材によって着心地も左右されるという意見もあり、着心地や見栄えなど総合的な観点から「服の素材」を選ぶ方が多くいました。

少数派ではありますがそのほかにも、見た目や色などデザイン面を最重視する声もありました。このアンケート結果を見て、皆さんはどのような点にこだわりたいと思いましたか?

このあとは、お店の選び方についてもご紹介していますので、そちらもあわせて参考にしてみてくださいね!

決め手は何?オーダースーツ専門店の選び方


決め手は何?オーダースーツ専門店の選び方
行ったことのないお店は、良し悪しの判断基準がわかりません。オーダースーツ専門店であれば、何を重要視すればいいのか、その選び方について説明させていただきます。

希望するオーダー方法に対応している

オーダースーツ専門店を選ぶ際、パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーなど種類がいろいろあります。通常はいずれかのオーダーにきまっているようですが、中には複数のオーダーに対応できる専門店があります。品質と価格も分かりやすく、お薦めの選択肢の一つです。

逆に、条件が揃わないのにフルオーダーを謳っている店や、ややこしい名称を用いている店もありますので注意が必要です。
たとえば、「自分の体型は特殊だから、フルオーダーじゃないと…」と思っている人もいるでしょう。しかし、イージーオーダーで十分対応できる技術を持った店もあります。その方が予算も安く済むでしょう。安さに釣られて「安物買いの銭失い」にならないよう、選択肢は広く考えましょう。

希望する生地や型があるか

オーダーメイドスーツは、まず生地選びからスタートします。これがオーダーメイドの楽しさでもありますが、取り扱う生地が少なければ、好みの生地が見つかりにくくなってしまうでしょう。実際に、オーダースーツを購入する際に重視したポイントとして、生地の品揃えやスタイル(型)の種類を理由とする人が、かなり多くいます。

色や柄は好みでも、手触りが好ましくなかったりすれば、また改めて探し直さなければなりません。WEBでは手触りは分かりません。しかし、たくさんの種類の生地を扱うオーダースーツ専門店に行って、直に見て触ってであれば、あなたにとって運命の生地がきっと見つかることでしょう。

また、どんなに気に入った生地が見つかっても、「季節」や「用途」に見合わず選んでしまっては、どんなに見た目や着心地が良くても後々満足できず、無駄な買い物と思ってしまうかもしれません。そんなときは、専門店のスタッフにアドバイスできる提案力があると心強いでしょう。

スタッフの対応

実際にカウンセリングや採寸を担当するスタッフに、どれだけの対応力や知識や経験があるかが重要です。しかし、どんなに知識や経験があっても、それを理解してくれる「ヒアリングの質が高いこと」が重視されます。
ヒアリングが重要だと考える人からは、次のような意見も聞かれました。

「プロとして、自分に合ったスーツを提案してほしい」
「自分のイメージがしっかり伝わらなければ良いスーツができない」
「本当に自分に必要なスーツか、背中を押すアドバイスがほしい」

これらの疑問や問題を解決するためには、ヒアリングの質が大きな要素となるでしょう。まずはしっかり予約して時間を取って、親身になって相談に乗ってくれるスタッフがいる専門店を選ぶことが重要です。
顧客満足度の高いオーダースーツ専門店には、スーツにとても詳しかったり、話しやすく理解してくれるスタッフがいます。自分に合ったスタッフと出会うことができれば、オーダースーツの価格以上の価値を感じることができ、次回以降も同じ人に提案してほしい、という気持ちが芽生えるでしょう。

お直しの期間があるか

オーダースーツ専門店には、受け取った後しばらくの間、サイズ直ししてくれる店もあります。
正確に採寸をして最初はぴったりに仕立て上げられたオーダースーツでも、人の体型の方が変わってしまうこともあります。そのときは、サイズ直しの相談に応じてくれる店を選んでおいた方が良いと思います。場合によっては、無料でお直ししてくれる店もあります。万が一のサイズ変化にも対応できるので、その点も考えて、打ち合わせのときに聞いておくといいでしょう。

企業や団体のイベントなどで一時的に販売している店でオーダースーツを作る人もいると思いますが、お直しなどのアフターサービスに困るので、あまりお勧めできません。
オーダースーツ専門店の選び方を説明しましたが、実際にお店に行き、スタッフと向き合って的確なアドバイスがもらえるかを実感することで、安心してオーダースーツづくりを楽しむことができるでしょう。


・オーダーの種類や生地を豊富に持つ専門店の方が、お気に入りに出会える可能性が高い
・知識と経験に裏付けられた提案力や接客力のあるスタッフがいる店の方が相談しやすい
・仕立て上がり後のお直しにも対応できる店の方が体型の変化の際には安心できる

まとめ

オーダースーツは、世界に一着だけのスーツを自分用に作るというイメージから、敷居の高さを感じている方も少なくないでしょう。しかし、手頃なオーダースーツから高級なオーダースーツまで、多くのオーダースーツ専門店ができ、誰もが楽しむことができる身近なものとなっています。

体型にフィットした、自分だけのこだわりのオーダースーツを着ることで、仕事にもプライベートにも自信が湧いてきます。あなたのために特別な一着を作ってくれ、あなたの人生にとっても特別な存在になるお店を、ぜひ地元富山市で探してみてください。
富山市には優れたオーダースーツ専門店があります。当サイトで紹介しているオーダースーツ専門店も、ぜひチェックしてみましょう。

 

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