オーダースーツ専門店ではスーツの修理も可能!お直しするメリットとは
ビジネスや冠婚葬祭などの幅広い場面でスーツは必要ですが、一着だけで結構な値段がします。しかし、歳を重ねると体型が変化してしまい、結局着れなくなることがありませんか?その際にはオーダースーツ専門店で、スーツを修理することが出来ます。また、それによるメリットも含めて解説していきます。
スーツは修理することができる
スーツの修理方法や注意事項について説明します。
スーツの作りは?
スーツは通常は何枚もの生地から構成されており、遊びの部分を含めて裁縫されます。具体的には、パンツであればタックや裾の折り返し部分を指し、ジャケットの場合は裏地の部分に隠されています。
スーツの種類
そして、スーツには既製品のスーツとオーダースーツの2種類があります。前述したように、遊びの部分が多くある方が、スーツのお直しが幅広く可能となります。既製品のスーツは遊びが少なく、オーダースーツの方が遊びは多いのが特徴です。
どこに出せば良いの?
結論から言えば、スーツのお直しは可能ですが、今では既製品の安いスーツが多く販売されており、スーツを修理する人は少なくなりました。また、チェーン店ではスーツのお直しを細かく希望することは難しい場合があります。
一方で、オーダースーツ専門店であれば幅広く対応してもらえるでしょう。しかし、スーツのシルエットは時代とともに変化しますが、あくまでもお直しであり、リメイクとは違うことは押さえておきましょう。
注意事項は?
予めスーツを作った際に出る残布は取っておくと、小さな穴などのお直しに活用できます。また、クリーニングに出してから持っていくと、より正確にお直ししてもらえるでしょう。そして、スーツの規格により修理可能な範囲があるので、それについても詳しく説明していきます。
スーツのお直しはどこまでできる?
お直しが可能な箇所、またサイズダウン等について説明します。
お直し可能な個所
一般的には、スーツのお直しは合計7か所のお直しが可能とされています。ジャケットの肩回り、胸周り、腰回り、袖回りの4か所を調整できます。また、パンツであれば、ウエスト、股上、パンツの細さなどの3か所を修理することが可能です。スーツをサイズダウンする場合は、簡単にお直しすることが可能です。一方で、スーツを大きくする場合は、遊びの部分に限界があることから、比較的難しい作業となるので注意しましょう。
パンツをお直しする場合
ウエストやヒップやモモ周りを2サイズダウンまではお直し可能です。それ以上の場合は、リメイクの対象になる場合があるので注意しましょう。また、サイズアップする場合は3㎝程度のお直しは可能ですが、タックがないスーツはそれ以上の修理できない可能性が高いでしょう。
ジャケットをお直しする場合
次に、ジャケットの場合は5㎏以上の体重減少を目安に、スーツのウエストを絞ると良いでしょう。また、サイズアップを希望したい方は、パンツと同様に3㎝大きくすることができます。しかし、ジャケットは可動域が広く、元々それを踏まえて作られているので、あまりタイトに詰めることはお勧めできません。そして、ジャケットはパンツと違い比較的早くサイズ変更がしやすいので、覚えておきましょう。
スーツを修理に出して直すメリット
スーツの修理を依頼するにあたって、メリットが複数あります。
費用が安く済む
冒頭でもお伝えした通り、スーツは値段が高いので長く使えるのがベストでしょう。その点においては、安いスーツを使い捨てにするよりも少し良いスーツを修理しながら長く使う方が、長い目で見るとお金が掛からないです。
スーツを買わなくても良い?
スーツのデザインは頻繁に変わることはないので、最低でも1年以上は修理しながら使うようにしましょう。そして、新しいデザインが出た時に買い替えると、流行に遅れる心配もありません。そして、今では昔と違いスタイリッシュなスーツのシルエットが定番ですが、テーパードパンツにするなどのお直しで対応することで、わざわざ新しくスーツを買う必要がなくなります。
長く使える
次に、サスティナブルの観点からも、1着のスーツを長く使うことは地球にも優しいです。特に、スーツは羊毛からできており、資源が限られているので修理して長く使うと良いでしょう。また、自分のサイズに合わせたスーツだとしても、使っていくうちに袖口が長く感じ、腰回りがきつく感じることもあるでしょう。そのような細かな部分を調整できるので、本当に自分に合ったものを快適に着ることが出来ます。
まとめ
上記のように、スーツのお直しはメリットが多いのでお勧めします。しかし、個人の体型や体重の変化具合により、お直し可能な範囲があるので、まずはオーダースーツ専門店に直接持っていくと良いでしょう。遅くとも2~3日で直してもらえて、費用は5,000円~10,000程度を見積もりしておくと良いでしょう。また、オーダースーツ専門店であれば、細かな相談にも乗ってもらえて自分の希望を伝えやすいので、是非参考にしてみてくださいね。