オーダースーツはどんな人におすすめ?制作方法ごとにご紹介!
「オーダースーツはいくらするのだろう?」「オーダーしたいけれど、どの種類のものがいいのだろう」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。サイズやデザインを細かく指定できるオーダースーツ。最近はその種類も増えてきています。ここでは、オーダースーツがおすすめな人、オーダーに向いてる人、オーダーの種類についてお伝えします。
オーダースーツが向いている人
オーダースーツが向いている人には「スポーツ経験者」「おしゃれな人」「値段が気になる人」の3種類の人が挙げられます。
まず「スポーツ経験者」がなぜオーダースーツに向いているかというと、スポーツを経験した人や現在スポーツをしている人は、体型が競技に合わせて変化するからです。競技内容に合う体型に変化することで一般的な体型から離れてしまい、既製品のスーツが合わないという方は多くいます。
そうなると、必要があってスーツを選ぶときにも、なかなかいいものを見つけることができず苦労しがちです。なんとか着れるスーツを見つけても、自分の体型と合っていなければすぐに傷んでしまうということにもなりかねません。
たとえば、サッカー経験者はヒップから太ももが太くなる傾向にありますし、ラグビー経験者は太ももや胸板が厚くなる傾向にあります。また、水泳経験者はいわゆる「逆三角形」の体型になるため、肩幅が大きくなりがちです。
格闘技をしている人だと、全身のパーツが一般的な人よりも大きくなっているでしょう。これらのようにスポーツの経験がある方はやはり、自分の体型に合うオーダースーツを作ってもらうことをおすすめします。
次に「おしゃれな人」にオーダースーツが向いている理由を説明します。おしゃれにスーツを着こなすためには、スーツが身体のサイズにジャストフィットしていることがなにより大切です。既製品のスーツではどこかしら余ったり足りなかったりしてしまいますが、体型に合ったオーダースーツを着れば、自然とおしゃれさを醸し出すことができるでしょう。
既製品が身体に合わない、というのはたとえば「肩幅はぴったりだけど袖が長すぎる」「太もものサイズに合わせるとウエストが大きく余ってしまう」などの状態です。経験のある方も多いのではないでしょうか。おしゃれさ、センスにこだわりがある人ほど、既製品のスーツにはなかなか満足できないと思います。
オーダースーツであれば、そういった気になるポイントをひとつひとつ調整してあなたの体型にジャストフィットするスーツを作ってもらうことができます。自分のこだわりが詰まったスーツで、ぜひ他の人のスーツスタイルに差をつけてみてください。
また最後に、オーダースーツは「値段が気になっている人」にもおすすめです。オーダースーツは一般に「高い」というイメージがあります。そのイメージから、安価なあまり質のよくないスーツで妥協している方も多いのではないでしょうか。
たしかに、高級ブランドのスーツやフルオーダーのスーツにかなり高価なものがあるのは間違いありません。ですが一方で、すべてのオーダースーツが高価であるというわけではないのです。
オーダーの種類によっては、既製品のスーツとそこまで値段が変わらないものもあります。同じような値段でスーツを購入するのであれば、せっかくであればオーダースーツを買うことをおすすめします。
また、店舗やブランドによっては「一部の調整は無料で行います」と明示している場合もあります。ウエストや裾、肩幅など、調整したい部分があまり多くない場合には、ぜひ積極的に活用するとよいでしょう。これらの理由から「値段が気になる、けれど質の良いスーツが欲しい」という方にこそオーダースーツがおすすめです。
フルオーダーが向いている人
オーダースーツに3つの種類があることをご説明しました。それではまず「フルオーダーに向いている人」はどういった人なのか、お伝えします。
一般的にオーダースーツと聞くと、この「フルオーダー」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。フルオーダーは、体型を計った後、その体型に合わせて一から型紙を作っていきます。さらに、仮縫いの段階でもう一度サイズ合わせをし、万全の状態にしてから最終工程に進んでいきます。
このように、フルオーダーは時間も労力もかかるオーダー方法であるため、基本的には高額で納期も長くなります。しかしその代わり、体型に完全にフィットする、最高クラスのスーツが出来上がります。
スーツ1着に数十万以上をかけることのできるエグゼクティブ層などに、この「フルオーダー」は向いていると言えるでしょう。一般的に納期は2ヶ月以上かかるため、先を見越しての注文が必要です。
イージーオーダーが向いている人
次に「イージーオーダー」に向いている人について説明します。「イージーオーダー」は、パターンオーダーとおなじくゲージ服などを使用してベースのサイズを決めていきます。
さらにイージーオーダーでは、そこからさらに細かい体型補正などが入ります。追加作業があるので価格はパターンオーダーより高く、5万円ほどが目安です。
このイージーオーダーは、スポーツ経験者などで体型に大きく癖がある人に向いています。ただ、やれることはパターンオーダーと大きくは変わらないため、特に必要がないのであれば、基本的にはパターンオーダーがおすすめです。
パターンオーダーが向いている人
最後に「パターンオーダー」に向いている人について解説します。パターンオーダーは、現在の主流のオーダースーツの種類です。決まった型紙から注文者の体型に近いサイズをベースにして、そこからサイズを調整していくもので、手間がかからない分、安く早く作ることができます。
このパターンオーダーは、安いものだとおよそ2万円ほどから注文することができます。2万円だと、既製品のスーツとほとんど変わらない価格です。なので「初めてオーダースーツを買う」「ビジネス用にもう1着スーツがほしい」といった方におすすめです。
パターンオーダーの注文には、特に専門的な知識も必要なく、店員さんに聞きながら進めることができます。また、計測する項目もそこまで多くないので、お手軽に作れます。
まとめ
ここまでオーダースーツについて「オーダースーツが向いている人」「フルオーダーが向いている人」「イージーオーダーが向いている人」「パターンオーダーが向いている人」といった視点から解説してきました。スーツは、きれいに着こなす上でサイズ感が体型に合っていることが欠かせません。ビジネスシーンなどでよくスーツを着る、という人はぜひオーダースーツを検討してみてください。