印象が変わる!スーツに合わせるネクタイの色と柄の選び方は?
スーツに合わせるネクタイも、色や柄で相手に与える印象が変わるものです。それぞれどのようなシーンで、どんなネクタイを選べばよいのでしょうか?この記事では、各色と柄が与える印象の違いについて説明します。これからスーツを着る仕事に転職しようと検討している人、家族や恋人にネクタイをプレゼントしたい人は、参考にしてください。
【色別】与える印象の違い
ネクタイには、さまざまな色があります。それぞれの色が、どのような印象を与えるのか紹介しましょう。
■ブラウン系
温厚・堅実・縁の下の力持ち・努力家などの印象を与えられます。「大人の余裕」を感じさせたい時に、選びたい色です。
■ブルー系
爽やか・知的・誠実・聡明な印象を与えます。大切な商談や、目上の人に会う時に選びたい色です。
■赤系
リーダーシップ・積極的・勇敢・情熱的な印象を与えます。営業の日、情熱を感じさせたい勝負の場面で選ぶとよいでしょう。
■ピンク系
優しい・モテる・無邪気・可愛らしい印象を与えます。穏やかな色合いは、デートや女性とのコミュニケーションを円滑に進めたい日に選びたい色です。
■イエロー系
好奇心旺盛・明るい・面白い・ポジティブな印象を与えます。発言力がほしい時、初対面の人に会う時に選ぶとよいでしょう。
■オレンジ系
外交的・フレンドリー・社交的・アクティブな印象を与えられます。飲み会で盛り上げ役を引き受けている時、元気を出したい時に選びたい色です。
【柄別】与える印象の違い
次に、ネクタイに使われている柄別に、与える印象の違いについて紹介します。それぞれシーンに合わせて選びましょう。
■チェック柄
明るい・親近感など、親しみやすいカジュアルな印象を与えます。ただし色数が多いと派手な印象になってしまうので、ビジネスシーンでは落ち着いた物を選ぶのが望ましいでしょう。
■ストライプ柄
勤勉・爽やかなど、知的でフレッシュな印象を与える柄です。カジュアルシーンはもちろん、フォーマルな場面にも幅広く対応できます。
■ソリッド(無地)柄
誠実・品格などを演出できるでしょう。無地なのでコーディネートが簡単で、人気の高い柄となっています。華やかなフォーマルシーンにおいても、モダンな印象を与えてくれる柄です。
■ドット柄
上品さや格式の高さを演出できます。ドットが小さいほど上品な印象で、フォーマル度が高くなるでしょう。シンプルかつ存在感もあるので、着回ししやすい柄となっているようです。
■小紋柄
フラワー柄や幾何学模様など幅広い柄があり、誰からでも好印象を持たれる上品さを持つ柄となっています。また、柄の小さい物ならクラシックな印象を、柄の大きい物ならカジュアルな印象と、柄の大きさによって印象が変わるようです。
ネクタイの色と柄を選ぶときのポイント
自分の好みを優先させる人もいるかもしれませんが、ネクタイの色と柄を選ぶときにはスーツとシャツ、ネクタイのバランスを考えるのが重要です。また、人に見せるためのファッションでもあるので、その場面に相応しいかどうかも考えるようにしましょう。最後に、シーン別に選びたいネクタイの色と柄について紹介します。
■契約・商談の場面では
相手の信頼を勝ち取る必要がある時は、色は濃いブルー系またはネイビーカラーで、柄は小紋柄か無地がオススメです。誠実な印象を与えられるので、スムーズな交渉を期待できます。自社の製品をアピールしたい時は、イメージカラーやコーポレートカラーを取り入れると、自然にアピールしやすくなるでしょう。
■食事会・接待の場面では
初対面の人が多い集まりか、フォーマルな集まりかによって、相応しい色と柄は変わってきます。まず、初対面の人が多い集まりなら、イエローまたはオレンジ系のネクタイが親しみやすさを感じさせるのでオススメです。そしてフォーマルな集まりの場合は、上品な印象を演出するためにブルー系や濃い色合いの赤で、控えめな柄か無地をおすすめします。
■会議・プレゼンの場面では
「仕事を任せたい!」という頼もしさを演出するために、赤系の色味がはっきりしたネクタイをおすすめします。柄は無地かドット柄が望ましいでしょう。相手に熱意を伝えたり、自分を積極的にアピールしたりできます。
■転職または就職活動の場面では
面接時の定番として、青または赤系でストライプ柄のネクタイがおすすめです。とくに一次面接や二次面接では赤系のネクタイで情熱とやる気を見せ、最終面接では青系のネクタイで誠実さをアピールして信頼を勝ち取りましょう。
■結婚式などフォーマルなパーティーの場面では
シャンパンゴールドやシルバーなど、光沢感のあるネクタイなら間違いないでしょう。また、新郎新婦に世代の近い友人や同僚、知人として出席する場合は、明るめのブルーまたはピンクで、柄は無地か小さいネクタイがオススメです。
■合コン・デートなどの場面では
女性との出会いや交流を深めるための場となるので、女性受けのよさを意識する必要があります。そのため、優しそうな雰囲気を演出できるピンク系か、爽やかなブルー系がオススメです。柄はチェックかストライプで、淡い色だと親近感が沸きやすくなります。
ここまでスーツに合わせるネクタイについて、それぞれの色や柄が与える印象、シーン別にネクタイの色と柄を選ぶ時のポイントについて紹介しました。オシャレに使うのはもちろん、勝負の時にも演出に使えるなど、ネクタイは奥深いアイテムです。上手に活用して、ビジネスはもちろんプライベートにも役立ててください。