オーダースーツを作るのにおすすめの時期とは?
サイズやデザインなどを個別に注文できるオーダースーツ、憧れますよね。今回はそんなオーダースーツを注文するのにオススメの時期や、春夏用スーツ・秋冬用スーツ・オールシーズンスーツなどの特徴についてお伝えします。改めてスーツについて勉強したい人はもちろん、どんなオーダースーツを注文しようか悩んでいる人もぜひご一読ください。
オーダーにオススメの時期
オーダースーツを注文するのにオススメの時期は、春夏用スーツだと12~1月、秋冬用スーツだと6~7月です。オーダースーツは仕立てられるまでに時間がかかるため、遅くともワンシーズン前に注文することをおすすめします。
イージーメードやパターンオーダータイプといわれる型紙があるオーダースーツでも、注文から完成まで1か月半程度かかる場合が多く、2~3か月かかることもあります。できあがったものを試着してから、さらに修正する場合もあるので余裕を持ってオーダーしましょう。
また、上記の期間にオーダーフェアをするお店も多いので、要チェックです。珍しい布地がそろえられていたり、無料のオプションがついていたりとお得なフェアが開催されていることもあります。
春夏用スーツの特徴
春夏用スーツは一般的に4~9月に着用します。暖かい春から暑い夏に適した、涼しさを重視した作りとなっています。
たとえば、ジャケットの後ろ身頃の上半分にしか裏地をつけない「背抜き」仕様は春夏用スーツの特徴の一つです。スーツを着た時に背中に触れる裏地がないので、風通しがよく涼しく感じられます。裏地がない分、軽量化されていることも特徴です。軽快な見た目でさわやかに着こなせますよ。
また、一般的なスーツの布地はウール・ポリエステル・シルクなどですが、春夏用スーツには通気性・吸汗性のよいコットンや吸湿性に優れたリネン素材が使われることもあります。ただし、コットンやリネン素材はシワになりやすくカジュアルな印象の布地なので、きちんと感を出したい場合はハリや光沢感のあるモヘヤ素材を合わせた布地のものを探してみてください。
このように春夏用スーツは通気性・吸汗性・吸湿性などの機能が特徴です。さらに、速乾機能に優れた布地を使ったものや家庭でも洗濯可能なものもあります。
秋冬用スーツの特徴
秋冬用スーツは主に10~3月に着用するスーツで、暖かさが感じられる作りになっています。
たとえば、背中側全体に裏地を張る「総裏」という仕様は秋冬用スーツの特徴です。外からの冷気を遮断し、体温を外に逃さないようになっています。また布地はきめ細かく織られたものや厚みのあるものが使用されており、保温性に考慮された作りです。
布地が厚い分、全体的に重量感があります。素材はウール・綿・ポリエステルが使われていることが多いです。さらに保温性や保湿性を重視したい場合は、カシミヤやアンゴラが使われた布地を候補に入れてはいかがでしょうか。
フランネルスーツ
フランネルスーツという保湿性に優れた素材を使用したスーツがあります。別名「フラノ」とも呼ばれます。フランネル素材とは平織りや綾折りのウールを湿らせ圧縮する「縮絨」という作業によって起毛加工されたもののことで、暖かく柔らかい印象が魅力です。
フランネルの中でも厚手のものを「メルトン」、薄手のものを「サキソニー」と呼び、ほかにも斜め45度に畝が入っている「ダイアゴナ」などいくつか種類があります。ダイアゴナはフォーマル感の高いスーツで、よりきちんとした印象を与えたいときに最適でしょう。
オールシーズンスーツやスリーシーズンスーツの特徴
オールシーズンスーツは、その名の通り春夏秋冬と1年中着られるスーツのこと。スリーシーズンスーツとは、春・夏・秋の3つの季節にまたがって使用できるものです。どちらも幅広い気候に対応できる仕様になっている点が特徴です。
オールシーズンスーツもスリーシーズンスーツも季節をまたいで着られるよう、素材・裏地のつくり・布地にこだわってデザインされています。たとえば、寒い日に対応できるように厚みのある布地を使用し、同時に暑い日でも快適に着用できるようにジャケットの裏地は背抜き仕様になっていたりします。
そのため、オールシーズンスーツやスリーシーズンスーツは急な天候の変化に対応しやすく、季節を問わず着られる便利なスーツといえます。さらに、空調の整った室内での仕事が多い人にもってこいのスーツともいえるでしょう。
オーダースーツを注文するのにオススメの時期や、春夏用スーツ・秋冬用スーツなどの特徴についてご紹介しました。オーダースーツを注文するのにオススメの時期は、春夏用スーツは12~1月、秋冬用スーツは6~7月です。注文から完成まで時間がかかるため、余裕を持ってオーダーしましょう。春夏用スーツやオールシーズンスーツなどはそれぞれ特徴と着用時のメリットがあるので、希望に合ったものをチェックしてみてください。